パーソナルジムと有酸素運動は併用すべき?メリットや注意点も解説

パーソナルジムでの無酸素運動(筋トレ)と有酸素運動を併用することで、効率的に脂肪を燃焼し、バランスの取れたボディメイクが可能です。有酸素運動はウォームアップとしても活用でき、トレーニング効果を最大限に引き出します。この記事では、無酸素運動と有酸素運動の違いや、それらを組み合わせるメリット、効果的なトレーニングの順番について詳しく解説しています。理想の体型を目指すために、ぜひ参考にしてください。

目次

無酸素運動(筋トレ)と有酸素運動の違い

有酸素運動をランニングマシンでする女性

運動は大きく「無酸素運動」と「有酸素運動」に分けられ、それぞれが異なる目的と効果を持っています。
両者を理解し、上手に組み合わせることで理想的なトレーニング効果を得られるでしょう。

ここでは、無酸素運動と有酸素運動の違いについて詳しく説明します。

無酸素運動(筋トレ)

無酸素運動は、酸素を使用せず短時間で強い力を発揮する運動を指します
筋トレや短距離走、ウェイトリフティングなどが無酸素運動の代表例しょう。
筋肉に蓄えられたグリコーゲンをエネルギー源として消費し、瞬発的な力を出すのが特徴です。

筋トレは、無酸素運動の代表的な例で、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトなどのトレーニング種目が含まれます。
高強度の負荷をかけるため、筋肉の発達に効果的。
また、無酸素運動は筋肉量の増加を促進し、基礎代謝を向上させるため、トレーニングを続けることで脂肪燃焼が促進され痩せやすい体を作れるのです。

無酸素運動は基本的に短時間でするため、持久力よりも筋力を向上させる目的で行われます。
パーソナルトレーニングでは、個々の目標に応じた無酸素運動を取り入れ、効率的に筋肉を鍛えるプランを立てて進めていく流れです。

有酸素運動

有酸素運動は、酸素を使ってエネルギーを生み出しながら、長時間継続して行える運動です。
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などが有酸素運動に該当。
比較的低強度で行うため、心肺機能を向上させ、持久力を鍛える効果が期待できます。

また、有酸素運動は脂肪をエネルギー源として燃焼させるため、体脂肪の減少に効果的です。
内臓脂肪の燃焼に役立つことから、生活習慣病の予防や改善にも有効です。
長時間継続することで体力が向上し、心身ともに健康を維持しやすくなります。

無酸素運動(筋トレ)と有酸素運動を組み合わせる3つのメリット

有酸素運動をしてリフレッシュする女性

無酸素運動(筋トレ)と有酸素運動は、それぞれ異なる特性を持っていますが、両方を組み合わせることで相乗効果が生まれ、理想的なトレーニング結果が得られます。
具体的には、脂肪燃焼や効率的なウォームアップ、そしてバランスの取れた体づくりに効果的。

ここでは、無酸素運動と有酸素運動を組み合わせることで得られる3つのメリットを解説します。

1.効率よい脂肪燃焼が可能

無酸素運動で筋肉に強い負荷をかけると、成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンには脂肪分解を促進する作用があるため、筋トレ後に有酸素運動を行うと、効率よく脂肪を燃焼させられるのです。

筋トレで筋肉が活性化し、エネルギー消費量が増加した状態で有酸素運動を加えることで、脂肪を効果的に燃焼させるコンディションが整います。
このプロセスにより、筋肉を維持しながら脂肪を減らす理想的なボディメイクが可能です。

2.軽い有酸素運動で効果的なウォームアップ

トレーニング前に行う軽い有酸素運動は、体を温め筋肉や関節の可動域を広げる役割を果たします
ウォーキングや軽いランニング、エアロバイクなどの有酸素運動を数分すれば、体温が上昇して筋肉が動かしやすくなり、トレーニング中のパフォーマンスを向上させられるでしょう。

また、ケガのリスクも減少し、トレーニングを安全に進められます。
効果的なウォームアップとして有酸素運動を取り入れるのは、トレーニングの成功に欠かせません。

3.バランスの良いボディメイクが可能

無酸素運動では、特定の部位を集中的に鍛えられ、有酸素運動では全身の脂肪を効率的に燃焼させられます。
単なる脂肪燃焼ではなく、筋肉を増やしながら引き締まったメリハリのある体を作れるのです。

例えば、筋トレで腹筋やヒップ、太ももなどの部位を重点的に鍛えつつ、有酸素運動で全体の体脂肪を減らすことで、理想的なボディラインを作るといったプランが効率的に進みます。
無酸素運動と有酸素運動をバランスよく組み合わせれば、均整の取れた美しい体を手に入れられるでしょう。

効果的なボディメイクのためには順番に注意

ボディメイクやダイエットの際、トレーニングの順番に気を配りましょう。
筋トレと有酸素運動を組み合わせる場合、順番によって得られる効果が大きく変わってきます。

筋肉量を増やして基礎代謝を上げ、リバウンドしにくい体を作るには、まず運動の最初に軽い有酸素運動を取り入れましょう。
ウォーキングやエアロバイクなどで体を温め、筋肉を動かしやすい状態にすることで、筋トレのパフォーマンスを向上させられます。
さらに、ウォームアップ効果で関節の可動域が広がり、ケガのリスクを低減します。

筋トレした後に有酸素運動を続けると、成長ホルモンが分泌され脂肪燃焼が効果的に進むメリットが挙げられます。
一方で、長時間の有酸素運動は、筋肉の分解を促すコルチゾールの分泌を増加させるため、結果として筋肉量が減少し、痩せにくい体質を作ってしまう恐れが。

そのため、筋力を維持・増強しながら脂肪を燃焼させるには、筋トレを優先し短時間の有酸素運動で締めくくるのが効果的。
1時間のトレーニングであれば、約30〜40分を筋トレに充て、残りの時間を軽めの有酸素運動に使うと、バランスの取れたボディメイクが可能になります。

この順番を意識することで、効率的に引き締まった体を手に入れられるでしょう。

有酸素運動のオススメのメニューの組み立て方

ジムで有酸素運動をする男女

有酸素運動を効果的にするには、時間や頻度を計画的に組み立てましょう。
有酸素運動は持続的に体を動かすことで脂肪燃焼を促進し、心肺機能を向上させる効果がありますが、運動するタイミングや頻度を意識すれば効率的です。

ここでは、より効果的な有酸素運動のメニューの組み立て方を解説します。

効果的なタイミング

有酸素運動の効果は、運動開始から20分過ぎた頃に訪れるとされています。
20分を超えると体内での脂肪燃焼効率が高まり、脂肪がエネルギーとして使われやすくなるのです。

そのため、有酸素運動は最低でも30分以上の継続を意識しましょう。
また、運動前の食事のタイミングも重要。
食事を摂取してから約1時間半後に有酸素運動することで、血糖値のピークが抑えられ、脂肪燃焼をさらに促進させられます。

タイミングを意識することで、無駄なく脂肪を効率的に燃焼させ、ダイエットや体型維持に効果を発揮するのです。

適した頻度

有酸素運動は、継続的にすることで効果を高められますが、頻度が多すぎると体に負担をかけてしまいます。
理想的な頻度としては、2日に1回、または週3〜4回程度を目安に取り入れるのが良いでしょう。
体に負担をかけすぎず、回復時間をしっかり確保しながら持続的に脂肪を燃焼させられます。

また、無理なく続けられる頻度を設定するのが、有酸素運動を長期的に続けるためのポイント。
毎日の運動が難しい場合でも、週に数回のペースで取り入れ、体を動かす習慣を作ることで健康維持やダイエットの効果を実感できます。

目的別に有酸素運動の強度を変える

有酸素運動は、目的に応じて強度を調整してください。
同じ有酸素運動でも、ウォーキング、ジョギング、ランニングなど、強度によって体に与える影響や効果は異なります。

ダイエットや健康維持、競技トレーニングなど、目的に合わせて運動の強度を変えることで、より効率的に目標を達成できるでしょう。
ここでは、有酸素運動の強度を目的別にどのように調整すべきか解説します。

ダイエット目的の有酸素運動

ダイエットを目的にする場合、有酸素運動の強度は中程度がおすすめ。
例えば、息が軽く弾む程度のジョギングやウォーキングが理想的でしょう。
脂肪がエネルギー源として効率的に使われる状態を維持できるからです。

高強度の運動では脂肪燃焼の効率が下がり、代わりに糖質が多く使われるため、ダイエットの効果が薄れてしまいます。
また、長時間の激しい運動は筋肉の分解を引き起こし、逆に基礎代謝が低下しやすくなるリスクも。

脂肪を効果的に燃やすためには、20〜40分程度の中強度の有酸素運動を、定期的に取り入れるのが理想です。

健康維持・心肺機能向上のための有酸素運動

健康維持や心肺機能の向上を目指す場合は、低〜中程度の有酸素運動が適しています。
ウォーキングや軽いサイクリングなど、持続的にできる低強度の運動は体への負担が少なく、長期間継続できます。

週に3〜5回、30分程度の運動を習慣化することで心肺機能が向上し、全身の血行が良くなり生活習慣病の予防にもつながるでしょう。

低〜中程度の有酸素運動は無理なく日常生活に取り入れられるため、継続しやすい点がメリット。
体力に自信がない方や、高齢者にもおすすめの強度設定です。

競技力向上を目的とした有酸素運動

競技力の向上やアスリート向けのトレーニングでは、有酸素運動の強度を高める必要があります。
ランニングやインターバルトレーニングなど、心拍数が上がる高強度の運動は、持久力を向上させ競技パフォーマンスの向上に役立ちます。

高強度の有酸素運動は糖質が主なエネルギー源として使われ、筋肉や体全体に大きな負荷がかかるため、短時間で効果的なトレーニングが可能。
ただし、高強度の運動は体への負担が大きく、筋肉の回復期間が必要となるため、適切な休息も必要です。

また、長時間続けることで筋肉の分解を引き起こすため、トレーニング時間が長くならないよう注意しましょう。

上手にサプリメントを活用する

有酸素運動やトレーニングによって体を鍛える際には、筋肉の成長をサポートするためにサプリメントの活用が効果的です。特に、筋肉の分解を防ぎ、効率的に栄養を補給するためには、適切なサプリメントを選び、運動の前後に摂取することで、トレーニングの効果を最大限に引き出すことができます。ここでは、サプリメントを上手に活用する方法について解説します。

筋肉の分解を防ぐためのサプリメント

有酸素運動や長時間のトレーニングは、体に負荷をかけるため筋肉の分解が起こりやすくなります。
特に、体がエネルギー不足の状態にあると筋肉が分解されてしまうため、運動後の栄養補給は必須であると覚えておきましょう。

そこで役立つのが、炭水化物とアミノ酸のサプリメントです。
運動後に炭水化物を摂取することで、筋肉の分解を抑え体を「合成モード」に切り替えられます。
また、アミノ酸やプロテインは筋肉の修復を促進し、素早く吸収されるため効率的に栄養補給が可能。

特に、EAA(必須アミノ酸)は、体内で作り出せないアミノ酸を補うため、運動後の筋肉の成長におすすめです。

サプリメントの吸収速度のメリット

サプリメントを食事の代わりに使用する理由の一つは、吸収の速さです。
食事で摂取した栄養素は消化されるまでに時間がかかりますが、サプリメントはすぐに体内で吸収され、必要な栄養素を即座に補えます。

中でもアミノ酸のサプリメントは、すでにたんぱく質が分解された状態で提供されるため、プロテインよりもさらに早く体に吸収されます。
トレーニング直後に不足しがちな栄養を効率的に補給し、筋肉の回復と成長をサポートしてくれるのです。

目的に合わせたサプリメントの選び方

サプリメントを選ぶ際は、自分の運動目的に合ったものを選びましょう。
例えば、脂肪燃焼を目的とする場合は脂肪燃焼をサポートする成分が含まれたサプリメントを取り入れれば、短時間で効率的に体脂肪を燃やせます。

一方、筋肉量を増やすのを目的とする場合は、アミノ酸やプロテインのサプリメントが適しています。
炭水化物とアミノ酸を組み合わせて摂取することで、筋肉の成長を効果的にサポートしてくれるでしょう。

自分に合ったサプリメントを選ぶ際は、トレーナーや栄養の専門家に相談し、自分の体質や運動量に適したものを提案してもらうのが良いでしょう。
サプリメントを使用することで、トレーニングの効果を高め、目標達成への道をよりスムーズに進められます。

パーソナルトレーニングを有酸素で効率よくボディメイクを

いかがでしたでしょうか?パーソナルジムで無酸素運動と有酸素運動を組み合わせる効果やメリットについて、理解が深まったかと思います。

2つを併用することで脂肪を効率的に燃焼しながら筋肉を鍛え、健康的で引き締まった体を目指せます。
また、トレーニングの順番やタイミングを工夫することで、さらに効果を引き出せるでしょう。

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