パーソナルジムに通っている方で、痩せるまでの期間が気になる方は多いのではないでしょうか。
パーソナルジムを正しく活用できなければ、ダイエット効果を得ることは難しいかもしれません。
そこで本記事では、ダイエット効果の高いトレーニングメニューや、おすすめのダイエット食品を解説します。
「パーソナルジムに通いつづけているけど、なかなか痩せられない……」とお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
パーソナルジムはダイエットにもおすすめ
ダイエットには、パーソナルジムを活用するのがおすすめです。
パーソナルジムを使ったダイエットでは、自己流の場合と比べて、効果的に痩せることができます。
なぜなら、利用者一人ひとりにトレーナーがつき、体質や生活習慣に合わせたトレーニングと食事指導を受けられるためです。
目標達成に向けて、トレーナーと二人三脚で頑張れるのも、効果が得られる理由の一つでしょう。
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トレーニングによるダイエット効果
トレーニングを行って基礎代謝を向上させると、さらに効果的に痩せることができます。
有酸素運動には体内の脂肪を燃焼させる効果があり、筋トレと比べて運動時の負荷が少ないため、年代を問わず手軽に始められます。
運動する際は、消費カロリーが摂取カロリーよりも上回るようにしましょう。
また、トレーニングで筋肉量が増えることによって、基礎代謝も向上します。
基礎代謝を向上させることで、痩せやすい体ができあがるのはもちろん、肌のターンオーバーを整える効果も期待できます。
基礎代謝は年齢とともに低下し、年々太りやすい体に変化するので、それを阻止するために筋肉量を維持しなければなりません。
そのためには、運動を継続し、乱れた食生活を避けることが大切です。
1か月にどれくらい痩せられる?
パーソナルジムは、1か月通うだけでも減量が望めます。
ただし、何kg痩せられるかは、個人の現在の体重やBMIによって異なります。
一般的に、1か月間で健康的に減量できる目安は、ダイエット開始時の体重のおよそ5%です。
たとえば、減量開始時に60kgの方は、1か月で3kgが目安になります。
過度な減量は体に大きな負担をかけるため、目安の数値以上の減量を目指している方は、期間を2~3か月と長めに設定してください。
ダイエット効果が高いおすすめのトレーニングメニュー
ダイエット効果が高いトレーニングメニューには、どのようなものがあるのでしょうか。
スクワット
スクワットは正しい姿勢で行うことで、お尻や太ももだけでなく、腹筋や背筋も一緒に鍛えられます。
また、ワイドスクワットやレッグランジなどフォームのかたちもさまざまで、それによって鍛えられる筋肉の部位も変わります。
スクワットは足を肩幅に開き、手を胸の前で軽く組んで太ももと床が平行になるまで、お尻を下げるのが正しい姿勢です。
お尻を下げるときに息を吸い、戻すときに吐くという呼吸のリズムも忘れないようにしましょう。
スクワットの回数は、10回×3セットが目安です。
初心者の方は5回×3セットから行い、慣れてきたら10回、15回と徐々に1セットの回数を増やしてください。
ダンベルなどの器具を使って重めの負荷をかける場合は、週2~3回程度に抑え、休息日を設けましょう。
デッドリフト
デッドリフトはバーベルを使用したトレーニングで、主に背筋群を鍛えることが可能です。
背筋群とは、僧帽筋やハムストリングス、広背筋、脊柱起立筋などの筋肉のことを指します。
デッドリフトは床から直立になるまで器具を引き上げ、ゆっくりと下ろす動作を繰り返します。
正しいフォームで行わないと、腰に大きな負担がかかってしまうため、テクニックも必要です。
デッドリフトのフォームは、背中を丸めず、膝がバーベルより前に出ないようにし、バーベルを持ち上げる際はお尻を後ろへ突き出すのが、正しい姿勢です。
椎間板ヘルニアの方は症状が悪化するおそれがあるため、腰に十分な注意を払いながらトレーニングしてください。
バーベルを上げ下げするときは体に沿わせ、器具が離れないようにすることが大切です。
器具が自分の体から離れると、背中が丸まったり、鍛えたいところとは別の部位の筋肉に負担がかかったりします。
デッドリフトは、スクワットやベンチプレスと並んで筋トレ界のBIG3とよばれており、トレーニングを継続することで美しい体が手に入ります。
ランニング
ランニングには専用の器具が不要なので、取り入れやすいトレーニングの一つです。
脂肪を燃焼させる有酸素運動にあたるため、高いダイエット効果を得られます。
ランニングで減量を目指している方は、1日30分以上走ることが大切です。
一度で30分を確保するのが難しい方は、1日のなかで10分程度のランニングを複数回取り入れると、同等の効果が得られます。
ランニングのタイミングとしては、特に朝食前が効果的です。
胃が空っぽの状態で走るため、夜に走るよりも脂肪燃焼が活発に行われます。
ただし、朝食前にランニングを行う際は、その日の体調と相談しながら、無理のない範囲で走りましょう。
また、筋力の向上につながるのもランニングの特徴です。
脚だけでなく、体全体も動かす全身運動なので、普段動かさない筋肉も使います。
1日30分は継続して走ることで、全身の筋肉を効率よく鍛えられます。
なお、ランニングの前後は、必ずストレッチを行いましょう。
走る前は、太ももやふくらはぎ、腰など全身の筋肉をほぐして柔軟性を高めるストレッチがおすすめです。
走ったあとも、全身をほぐすストレッチを行いますが、走る前よりも念入りに筋肉を緩ませると、疲労回復につながります。
HIIT
短期間で効率よく痩せたい方は、HIITがおすすめです。
HIITとは“High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)”の略称で、高強度の運動と短時間の休憩を繰り返すトレーニングのことです。
短時間で高い負荷がかかる無酸素運動で体を追い込み、体脂肪が燃焼しやすい状態を作ります。
そのため、仕事や育児で忙しく、なかなか時間が割けない方におすすめのトレーニング方法です。
HIITは、高強度の運動で傷ついた細胞を修復するため、トレーニング終了後もカロリー消費が続くアフターバーン効果が起こります。
この効果は、トレーニング後24時間から72時間まで続き、そのあいだは普段より脂肪が燃焼されやすくなるでしょう。
HIITトレーニングは、4種類の無酸素運動を1種目20秒ずつ行い、運動と運動のあいだに10秒間の休憩を挟むのが主流です。
基本は、それらを2セットずつ行うため、トレーニング時間の合計はおよそ4~5分です。
「1日たったの4~5分で効果が出るの?」と思われるかもしれませんが、これを毎日継続することで、体力の向上や脂肪燃焼効果が期待できます。
パーソナルジムで効果が出ないときの理由
パーソナルジムでトレーニングを続けても、効果がなかなか出ないときがあります。
美しい体を手に入れるために、どのようなことに気をつければよいでしょうか。
継続できていない
パーソナルジムでなかなか痩せないとお思いの方は、通う頻度が少ないのかもしれません。
ジムに通う頻度は、2か月で16回、週に換算すると1週間に2回が理想的です。
仕事や家事などを優先し、パーソナルジムに通う頻度を下げてしまうと、短期間で痩せることはできません。
契約した期間のなかで、定期的にトレーニングすることで痩せやすい体が作られます。
現在目標通りに減量できていない方は、ジムに通う頻度を見直してみましょう。
食生活が乱れている
トレーニングだけを頑張って、食事は高カロリーなものを食べるという生活を続けるのも痩せない理由の一つです。
ダイエットを目的にトレーニングを行う際は、食事や生活習慣もあわせて見直しましょう。
たとえば、トレーニングを頑張ったからといって、ご褒美にファストフードやアイスクリームを食べると、せっかく減量できた体重がもとに戻ってしまいます。
また、トレーナーから食事制限の指導を受けても、守らなければ目標体重にはいつまでたっても到達できません。
きついトレーニングを頑張るのは、ときにはストレスとなりますが、そこで暴飲暴食に走らず、トレーナーとの信頼関係を築くことが大切です。
トレーナーに問題がある
トレーナーとの相性に問題があるのも、トレーニングで痩せられない理由です。
パーソナルジムでは、ジムに行っていないときでもメッセージツールで食事の指導を受けられることがあります。
そのため、コミュニケーションがうまくとれない相手だと、普段から不要なストレスがかかります。
トレーナーとの相性は、運動のモチベーションを高めてくれるだけでなく、ダイエットの結果にも直結するため、相性が悪い方とのトレーニングはなるべく避けたいものです。
パーソナルジムでは、トレーナーを途中で変更できる場合があります。
「トレーナーとの相性が悪い……」と悩んでいる方は、一度通っているジムに相談してみてください。
また、入会前に体験トレーニングを行い、トレーナーの方とコミュニケーションや相談がしやすい環境かどうかを確認しておくと安心です。
パーソナルジムでダイエットを成功させるためのポイント
パーソナルジムでダイエットを成功させるためには、どのようなポイントを押さえるとよいでしょうか?
ここでは、3つのポイントを紹介します。
コンスタントに通う
繰り返しになりますが、パーソナルジムでダイエット効果を得るには最低でも週2回通う必要があります。
ジムで一度トレーニングするだけで、1~2日は消費エネルギーが高い状態が続きます。
初心者の方は筋肉の回復も早いので、効果を持続させるために最低でも週3日は通いつづけましょう。
さらに、ジムに通えない日はランニングや、自宅でのトレーニングを取り入れることで、より効果的に減量できます。
普段はエスカレーターではなく階段を使う、一駅前で降りて歩いて帰宅するなどの取り組みも効果抜群です。
自宅でのトレーニングを取り入れたい場合は、トレーナーに相談することで、簡単に実践できるものを教えてもらえます。
トレーニング以外でも健康に気を配る
不規則な食事や、睡眠不足などの生活習慣の乱れは、ダイエットの妨げになります。
食事内容を見直す際は、野菜や果物、低脂肪の肉、きのこなど、ヘルシーな食材を積極的に取り入れましょう。
理想的な1日の摂取カロリーは、基礎代謝以上かつ消費カロリーの合計未満です。
基礎代謝は、体組成計を使うと自動的に算出してくれます。
また、十分な睡眠時間がとれていないのも痩せない原因の一つです。
睡眠時間が不足していると、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌量が減り、反対に食欲増進ホルモンのグレリンが増加します。
これらのホルモンの量が異常をきたすことによって、必要以上に食べてしまい、痩せにくくなります。
ホルモンの数を正常値に保つためには、最低でも6時間以上の睡眠を確保してください。
パーソナルジムでは、トレーナーから生活習慣に関するアドバイスも受けられます。
一人ひとりのライフスタイルに合わせた対処方法を知れるので、無理なく続けられるでしょう。
結果をトレーナーと相談する
ダイエットの効果が出る時期は人によってさまざまですが、目標期間を過ぎても、体重が思うように減らない方は、遠慮せずトレーナーに相談しましょう。
減量がなぜうまくいかないのか一緒に原因を探り、現在の生活習慣を改善するためのアドバイスがもらえます。
食事摂取量が上回っていないか、睡眠時間はちゃんととれているかをトレーナーに相談することで、自分では気づけなかった部分に気づけます。
おすすめのダイエット食品
トレーニングとあわせて食事管理を行うと、さらに効率的に痩せられます。
ダイエットに効果的な食品は、カフェインを含む飲料やカテキン、MCTオイルなどです。
ただし、同じものを食べつづける極端な食事制限は栄養不足につながり、貧血や骨粗鬆症などの症状を引き起こすため、バランスの良い食事が大切です。
カフェインは脂肪の燃焼を助ける効果があります。
カフェインを摂取すると交感神経が優位になり、リパーゼという酵素が活性化します。
つまり、カフェインが含まれた飲料を飲むと代謝が上がり、脂肪の燃焼を助けてくれるのです。
また、カテキンにもダイエット効果が期待できます。
カテキンに含まれているガロカテキンガレートは、脂肪の消化・吸収を抑えてくれます。
緑茶には、ごぼうのおよそ8倍の食物繊維が含まれており、飲むだけで腸内環境を整えてくれるのも魅力です。
MCTオイルは、一般的な油と比べて分解や消化がされやすく、エネルギー源として素早く消費されます。
発火点が低いため、サラダに和えて食べたり、コーヒーに混ぜて飲んだりしてください。
1日の摂取目安量は小さじ1杯~大さじ1杯程度で、過剰摂取すると腹痛を引き起こすおそれがあるため、注意が必要です。
ダイエットにおける注意点
ダイエットするうえで、過度な糖質制限や脂質制限、自己流の断食は行わないようにしましょう。
スリムな体型を求めるがあまり、食べる量や回数を極端に減らすと体調を崩したり、かえって太りやすくなったりします。
また、過度な糖質制限や、脂質制限を行うと低血糖症を引き起こし、ビタミン欠乏症になるリスクが高まります。
主食・主菜・副菜をメインに、果物や乳製品をバランス良く取り入れたメニューが理想的です。
どういったものを食べたらよいかわからない方は、ジムのトレーナーに相談してみましょう。
パーソナルジムの選び方
パーソナルジムを選ぶ際は、トレーナーの実績や相性、営業時間などを考慮してください。
体験レッスンを受けられる店舗では、トレーナーの雰囲気や言葉遣いだけでなく、説明のわかりやすさや資格の有無も確認しましょう。
また、パーソナルジムは週に数回通う必要があるため、通いやすい立地や営業時間も重要です。
決して自宅近くである必要はなく、仕事終わりに通いたい方は会社近くにある店舗や、駅から徒歩数分以内にある店舗を選びましょう。
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パーソナルジムに通っても、生活習慣が変わらなければなかなか痩せられない
本記事では、ダイエット効果の高いトレーニングメニューと、パーソナルジムで減量を成功させるポイントを解説しました。
パーソナルジムでトレーナーからマンツーマンで指導を受けても、暴飲暴食や夜更かしなどの生活習慣が変わらなければ、なかなか痩せられません。
ただし、トレーナーとともに食事制限や生活習慣の見直しを行うことで、美しい体が手に入ります。
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監修者
宇津﨑 拓(うづさき たく)
<役職>
レクサーパーソナルジム エリアマネージャー
<保有資格>
▼NASM-PES(全米スポーツ医学協会-パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト)
▼NASM-CES(全米スポーツ医学協会-コレクティブエクササイズスペシャリスト)
▼健康運動実践指導者
▼PRI Relvis restoration修了
▼CFSC-Level1(ファンクショナルストレングスコーチ)
▼上級救命士
<SNS>
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