【トレーナーコラム】ホエイプロテインの種類とその特徴ついて

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ホエイプロテインとは?

プロテインは、スポーツやトレーニングをする人々にとって不可欠な栄養素です。

ホエイプロテインとは、牛乳由来の動物性たんぱく質を指します。

水に溶けやすく、速やかに消化吸収されるため、トレーニングで受けた身体のダメージを素早くサポートしてくれることから、トレーニングやスポーツをしている方におすすめです!

今回は、ホエイプロテインの3つのタイプ、WPC(濃縮乳清タンパク)、WPI(分離乳清タンパク)、WPH(加水分解乳清タンパク)について、それぞれの特徴を紹介します。

1. WPC(濃縮乳清タンパク)

WPCは、最もポピュラーで手頃なプロテインとして知られています。

日本でも販売されているプロテインの大多数がWPCのものです。

タンパク質含有率は70〜80%と十分に含んでおり、少量の脂質や炭水化物も含まれています。

その分、ビタミンやミネラルもしっかりと残っており、栄養面や健康面での効果が期待できます。

減量期や特に余分な脂肪分や炭水化物の摂取を避けたい場合を除き、多くの人にとってWPCはコストパフォーマンスに優れた選択肢です。

2. WPI(分離乳清タンパク)

WPIは、WPCをろ過し、タンパク質の含有率をさらに上げたもので、タンパク質の含有率が非常に高い(90%以上)プロテインで、通称「アイソレートプロテイン」とも呼ばれます。

余分な脂肪分や糖質を除去しており、特に乳糖不耐症の方に推奨されます。

乳糖を含む糖質が限りなく除去されているため、消化による不快感を抱える方でも安心して摂取することができます。

3. WPH(加水分解乳清タンパク)

WPHは、通称「ハイドレートプロテイン」と呼ばれ、消化吸収が非常に速いことが特徴のプロテインです。

WPCまたはWPIをペプチドレベルまで分解加工されているため、消化吸収の過程で時間を要せず、すぐにタンパク質の補給が可能です。

トレーニング直後や起床後など、「今すぐにタンパク質を補給したい」というタイミングに最適です。

まとめ

ホエイプロテインは牛乳由来の動物性タンパク質で、水に溶けやすく、速やかに消化吸収されます。これにより、トレーニングによる身体へのダメージを素早く回復させるサポートを提供し、スポーツやトレーニングを行う人々にとって理想的な栄養補給源とされています。

それぞれのプロテインには、異なる特徴がありますので、自身の健康状態、トレーニングの目的、そして好みに応じて、最適なタイプを選択することが重要です。

藤井 貫太朗(ふじい かんたろう)

取得資格:健康運動指導士

英会話可能

大阪オープン選手権で優勝経験のある新進気鋭トレーナー。

明るく丁寧なアドバイスでトレーニングの習慣化をサポートします。

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